SPACE Wi-Fi(スペースワイファイ)の個人利用をおすすめしない理由

SPACE Wi-Fiの記事のアイキャッチ画像 民泊Wi-Fi

SPACE Wi-Fi(スペースワイファイ)は民泊系Wi-Fiの中では比較的まともなサービスでした。

JP MOBILEの民泊WiFiやfamifiは初期費用だけでなく解約費用もかかりますが、SPACE Wi-Fiはいずれも無料で、契約にあたって一切の手数料がかかりません。

民泊Wi-Fiとして最安値を保証すると謳っていますが、確かに民泊向けのモバイルWi-Fiルーターとしては最安のサービスと言えるでしょう。

ただし、SPACE Wi-Fiも個人利用が目的なら基本的にはおすすめしません。中~長期間利用するのであれば、SPACE Wi-FiよりもFUJIWifiのほうがトータルコストを抑えられてお得だからです。

また2018年11月1日からはあんしん端末補償の開始に伴い、補償非加入時の弁償金を4倍の4万円に値上げするという実質的な改悪が行われました。さらに2019年2月1日からは月額料金が200円値上げされて3,680円/月となっています。

もし民泊運営者以外でSPACE Wi-Fiを検討している方がいれば、まずこの記事を読んでください。個人が契約するならSPACE Wi-Fiよりも【FUJIWifi】を契約するほうが良いということを理解していただけるはずです。

SPACE Wi-Fi(スペースワイファイ)とは

そもそもSPACE Wi-Fiとはどんなサービスなのか、簡単に特徴を紹介しておきます。

民泊運営者向けのレンタルWi-Fiサービス

SPACE Wi-FiはモバイルWi-Fiルーターのレンタルサービスです。

具体的にはWiMAX 2+回線に対応しているSpeed Wi-Fi NEXT W04と、SoftBank回線に対応しているMobile Wi-Fi E5383sをレンタル端末として提供しています。

現在WiMAX 2+向けとしてSpeed Wi-Fi NEXT W05、SoftBank回線向けにPocket WiFi 601HWの導入を検討しているとアナウンスされていますが、確定情報ではないのでご注意ください。また導入されたとしても、ユーザーがレンタルする機種を指定することはできません。

ただし、WiMAX 2+回線かSoftBank回線かを選択することは可能です。公式サイトからの申し込み後、電話かメールでサポートセンターに連絡すれば対応してもらえます。

ところでレンタルWi-Fiと言えばFUJIWifiが有名ですが、SPACE Wi-FiはただのレンタルWi-Fiではありません。

SPACE Wi-Fiは民泊運営者向けに特別なサービスを提供しています。

レンタル端末を民泊宿泊者に貸し出すことが可能

一般的なWiMAX 2+やPocket WiFiといったモバイルWi-Fiルーターでは、端末を第三者に貸し出すことは禁止されています。FUJIWifiのようなレンタルWi-Fiも同様です。

しかしSPACE Wi-Fiのような一部の民泊向けサービスでは、民泊宿泊者に限りレンタルした端末を貸し出すことが許されています。

英語や中国語のサポートにも対応

またSPACE Wi-Fiでは日本語以外の言語のサポートも行っています。

端末操作マニュアルは英語版と中国版をダウンロードすることが可能です。

もし外国人ゲストがマニュアルを読んでも使い方が分からなかったり、直接説明をするのが難しければ、SPACE Wi-Fiのコールセンターで対応してもらえます。

ただコールセンターは英語に非対応で、日本語と中国語の問い合わせのみ対応可能です。

3,680円/月で月間データ通信量に上限なし

月額料金について、以前は3,480円/月でしたが、2019年2月1日申し込み分より3,680円/月に値上げされました。既存契約者は料金据え置きで使い続けられるので安心してください。

しかし値上げされても格安です。たった3,680円/月なのに月間のデータ通信量に上限がありません。

ただし、完全に無制限で使い放題というわけではないので注意してください。

レンタルする端末によって3日間あたり10GB、もしくは1日で3GB以上通信すると通信速度が制限される可能性があります。

WiMAX 2+端末は3日10GB、SoftBank端末は1日3GBの速度制限あり

WiMAX 2+ SoftBank
速度制限の基準 3日間あたり10GB 1日3GB
制限される時間帯 翌日18時から翌々日2時 終日
制限後の通信速度 概ね1Mbps 不明

WiMAX 2+回線に対応している端末の場合、3日間あたり10GB以上通信すると翌日から翌々日にかけて通信速度が1Mbps程度に制限されます。

これは混雑回避のための速度制限と呼ばれるもので、SPACE Wi-Fiに限らずすべてのWiMAX 2+サービスで実施されている速度制限です。

1Mbpsでもブラウジング程度なら不可能ではありませんが、非制限時と比べるとかなりストレスを感じるかもしれません。

WiMAX 2+の3日間制限については下記の記事に詳しくまとめてあります。

WiMAX 2+のギガ放題は無制限じゃない?混雑回避のための速度制限とは
WiMAXとはモバイルWi-Fiルーターの一種ですが、固定回線の代わりとしても利用されていることで有名ですよね。 しかしWiMAXが無制限で使い放題だったのは昔の話。現行のWiMAX 2+ ギガ放題は完全に使い放題というわけではなく、...

一方でSoftBank回線に対応している端末の場合、1日で3GB以上通信すると当日中はずっと通信速度が制限されます。

制限後の通信速度について具体的な数値は公表されていませんが、こちらはまったく使い物にならないほど低速化すると考えておきましょう。

いずれにしても完全に使い放題というわけではないので、1か月で100GB以上通信するようなヘビーユーザーの方は要注意です。

手数料は一切なし&契約期間の縛りもなし

民泊向けのレンタルWi-Fiは他にも有名なサービスが3つほど存在しますが、いずれも初期費用や解約費用が高額といったデメリットがあります。

しかしSPACE Wi-Fiでは一切の手数料がかかりません。

競合他社の中には初期費用無料を謳っておきながら契約事務手数料を請求するといった事業者も存在しますが、SPACE Wi-Fiではそのような罠もまったくないので安心です。

また契約期間の縛りもないので、いつ解約しても違約金を請求されることもありません。

あんしん端末補償に加入すると故障や紛失時の弁償金が減額される

月額料金 500円/月
加入条件 初回注文時のみ、任意で申込可能
補償内容 自然故障:無料で端末交換
故障/紛失/水没:通常40,000円の弁償金が10,000円に減額

以前は補償サービスを提供していなかったSPACE Wi-Fiですが、2018年11月1日からは「あんしん端末補償」が提供されるようになりました。加入は任意です。

レンタル端末が故障や紛失、水没などにより使用不可となってしまった場合、通常は40,000円の弁償金を支払わなくてはいけません。しかし、あんしん端末補償に加入していれば弁償金が10,000円に減額されます。

また通常使用において故障した場合、つまり自然故障が原因なら無料で端末を交換してもらうことが可能です。

ただしどちらもSIMカードの再発行が必要な場合は別途3,000円請求されます。

強制ではありませんが、弁償金がかなり高額ですし加入しておいたほうが安心です。

弁償金の値上がりに要注意

余談ですが、あんしん端末補償が提供される前の弁償金は一律1万円でした。補償に加入していなくても1万円だったのです。

ところが現在では補償加入時で1万円、非加入時だと4万円も支払わなくてはいけません。補償サービスの開始は実質的に改悪だったのです。

自然故障時の弁償金については無料になるので100%改悪とは言えないかもしれませんが、補償非加入時の弁償金がかなり値上げされているので気をつけてください。

使い放題で最安のモバイルWi-Fiルーター?

ここまでSPACE Wi-Fiの特徴を簡単に確認してきました。

SPACE Wi-Fiは完全に無制限ではないものの、月額料金はたったの3,680円/月。最安値保証を謳っているだけはあって、大容量のモバイルWi-Fiルーターとしては格安の部類です。

しかし、それはあくまでも民泊向けWi-Fiに限った話。民泊運営者ではない普通の個人が契約するのであれば、SPACE Wi-Fiはおすすめしません。

その理由を具体的に解説しましょう。

SPACE Wi-Fiの個人利用をおすすめしない理由

一見するとSPACE Wi-Fiは大容量なのに安くて魅力的だと感じるかもしれません。

しかし速度制限が存在することや補償面を考慮すると、個人利用ならSPACE Wi-Fiよりも【FUJIWifi】のほうが断然おすすめです。

FUJIWifiもWiMAX 2+端末とSoftBank端末をレンタルすることが可能ですが、どちらを借りるにしてもFUJIWifiのほうが良い理由を説明します。

FUJIWifiのWiMAX 2+プランを契約するメリット

SPACE Wi-Fi FUJIWifi
初期費用 無料 2,000円
月額料金 3,680円/月 3,200円/月
解約費用 無料 無料

WiMAX 2+回線に対応しているモバイルWi-Fiルーターをレンタルするという基本的なサービス内容は一緒ですが、料金や保証サービスについては少なからず違いがあります。

FUJIWifiのほうが月額料金が安い

FUJIWifiは初期費用が2,000円かかりますが、月額料金はSPACE Wi-Fiよりも安い3,200円/月です。

つまり、4か月以内に解約するならSPACE Wi-Fiのほうが総費用を抑えられますが、5か月以上利用するならFUJIWifiのほうがお得になります。

これだけだと微々たる差だと思われるかもしれません。

しかしFUJIWifiには補償サービスが実質無料で付帯されるという大きなメリットもあります。

安心サポートが実質無料で加入可能

安心サポート 安心サポートPremium
月額料金 300円/月 620円/月
割引適用後の実質料金 0円 320円/月

FUJIWifiのWiMAX 2+プランでは2種類の保証サービス「安心サポート」「安心サポートPremium」のどちらかに加入することが可能です。

安心サポートは300円/月、Premiumは620円/月の追加料金が発生しますが、どちらに加入しても「安心セットお値引き300円」が適用されて毎月の支払料金が300円割引かれます。

つまり300円/月の安心サポートなら実質無料で加入することが可能なのです。

安心サポートに加入していると、破損や落下、水没等による故障時のルーター本体の弁償金が免除されて無料になります。SIMカードも破損してしまうとこちらは再発行手数料4,000円がかかりますが、本来なら約2万円かかる弁償金が無料になるだけでもかなり嬉しいですよね。

さらに上位の安心サポートPremiumなら紛失や盗難被害に遭った場合も保証対象になります。紛失による代替機の提供は1年に1回までという制約はありますが、何もないよりは安心です。

一方のSPACE Wi-Fiは補償に非加入だと弁償金4万円、加入していてもを1万円も支払わなくてはいけません。

万が一のことを考えるならSPACE Wi-FiよりもFUJIWifiのほうが絶対に安心です。

FUJIWifiのSoftBankプランを契約するメリット

SPACE Wi-Fi FUJIWifi
月額料金 3,680円/月 25GB:2,500円/月
50GB:3,100円/月
100GB:3,800円/月
200GB:4,800円/月
上限なし:6,000円/月
1日3GB制限 あり なし

SoftBank端末についてはちょっと比較しにくいですが、こちらもFUJIWifiのほうがおすすめです。

FUJIWifiのほうが使い勝手が良い

SPACE Wi-Fiは月間データ通信量の上限がないと謳っていますが、実際には1日3GBまでしか使えません。

頑張って毎日3GB通信したとしても月間90GBですし、そもそも1日に通信するデータ量は毎日変わります。1GBも通信しない日もあれば、3GB以上使いたい日もあるでしょう。

しかし3GBを超過すると通信速度が低下するので、SPACE Wi-Fiがまともに使えるのは1日3GBまでです。

FUJIWifiなら、月間のデータ通信量に上限があっても1日に3GBまでしか使えないなんて制限はありません。つまり短期間に集中して使ったとしても、月間の上限さえ越えなければ快適に通信できます。

FUJIWifiのほうが補償サービスが手厚い

またSoftBank端末のプランでも安心サポートに実質無料で加入することが可能です。

FUJIWifi 100ギガプランの月額料金は3,800円/月。最大90GBのSPACE Wi-Fiと比較しても120円/月しか変わりません。

初期費用は2,000円かかりますが、5か月以上契約するならFUJIWifiのほうが安くなりますし、安心サポートを含めてこの料金なのですからどちらがお得なのかは明らかですよね。

以上の理由から、SoftBank端末をレンタルする場合でも【FUJIWifi】のほうがおすすめです。

民泊利用なら検討する価値あり

私がSPACE Wi-Fiをおすすめしないのは、あくまでも個人利用ならです。

民泊の運営者、ホストが事業のために利用するのであれば、十分検討する価値はあります。

民泊向けのレンタルWi-Fiは初期費用、または解約費用が総じて高額ですが、SPACE Wi-Fiはその両方が無料です。個人向けであっても完全に無料のサービスはまず見かけないので、そこはかなり良心的だと言えます。

ただ個人利用なら、同じくらいの料金で保証サービスが充実しているFUJIWifiのほうが無難です。

まとめ

SPACE Wi-Fiは初期費用や解約費用がかからず、月額料金も安いので民泊系Wi-Fiの中ではおすすめできる部類のサービスです。

しかし民泊運営者ではない普通の個人が契約することはおすすめしません。他の民泊系Wi-Fiと同じく、個人が契約するなら他社のレンタルWi-Fiのほうが向いています。

WiMAX 2+端末を使いたいなら【FUJIWifi】を契約しましょう。サービス内容はこちらが完全に上位互換なので、SPACE Wi-Fiを契約するメリットがあるとすれば短期間で解約してしまう場合くらいです。

SoftBank端末についても、使い勝手が良くて補償サービスも手厚いFUJIWifiをおすすめします。少なくとも私ならSPACE Wi-Fiは契約しません。

個人には個人向けのサービスが最適です。SPACE Wi-Fiのような民泊向けWi-Fiではなく、個人向けのレンタルWi-Fiを利用しましょう。

民泊Wi-Fi
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GMOとくとくBB WiMAX 2+

キャッシュバックの金額が1番高額でもっともお得なプロバイダーです。筆者はGMOとくとくBB WiMAX 2+でSpeed Wi-Fi NEXT W05を購入しました。

最新機種をお得に利用したいのであればGMOとくとくBBが断然おすすめです。

Speed Wi-Fi NEXT W06を購入した場合、3年間の利用料総額はキャッシュバックを加味すると税込140,420円(約3,795円/月)に相当。

Broad WiMAX

キャッシュバックがない代わりに月額料金は業界最安クラス。他社WiMAX 2+サービスからの乗り換えだと契約解除料を最大1.9万円負担してくれる唯一のプロバイダーです。

3年間の利用料総額は機種によらず税込145,100円(約3,921円/月)。

BIGLOBE WiMAX 2+

口座振替を希望ならBIGLOBE WiMAX 2+一択です。Broad WiMAXも口座振替に対応していますが、クレジットカード決済でないと初期費用が無料になるキャンペーンが適用されません。

しかしBIGLOBE WiMAX 2+はクレジットカード決済と同額のキャッシュバックや割引が適用されるので、口座振替で契約するならもっともお得なプロバイダーです。

ガジェライブ!

コメント

  1. 鳥有 より:

    すみません。FUJIWiFiについて質問なのですが、まとめ払いという支払いシステムもありますが、最初は月々払いで途中からまとめ払いにする場合は、端末を1度返却したりする必要などがあるのでしょうか?

    • Ame Ame より:

      特定のサービスの内容ついては事業者に直接問い合わせていただかないと、私には正確なことが分かりかねますが…

      おまとめプランの申込時に決済される費用には契約事務手数料という名目で2,000円が含まれているので、新規契約扱いでしか受け付けていないのではないでしょうか。少なくとも費用的には新規契約するのと変わらないと思います。

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