SoftBank Airは工事不要、コンセントに挿すだけですぐに使えるホームルーターです。
このSoftBank Airで提供されている端末、Airターミナルを自宅以外で持ち運んで使いたいと考えている方はいませんか?
残念ながらSoftBank Airはあらかじめ登録した住所でのみ使用することが可能です。コンセントが備わっていたとしても、車やホテルなど自宅以外の場所で使用することはできません。
どうしてもホームルーターを持ち運んで使いたいのであれば、WiMAX 2+をおすすめします。WiMAX 2+は元々持ち運んで使用することを想定したサービスなので、ホームルータータイプの機種であっても自宅以外で使用することが可能です。
SoftBank Airは自宅以外の場所では使えない
SoftBank Airは工事不要、コンセントに挿すだけですぐに使えるというコンセプトで展開しているホームルータータイプのインターネットサービスです。
光回線などの固定回線は工事が必須ですが、SoftBank Airはスマートフォンなどと同じように無線で通信するため工事の必要はなく、コンセントに挿すだけですぐに使い始められます。
ただしバッテリーを内蔵していないため、コンセントが設置されていない場所では使用できません。屋内使用が前提のサービスなのです。
逆に言えば、コンセントが設置されている場所ならどこでもSoftBank Airを使えるのではないか?と思われるかもしれませんが、残念ながらそんなことはありません。
SoftBank Airは自宅以外の場所では使えないのです。
自宅以外の場所で使用すると強制解約される恐れがある
SoftBank Air利用者の口コミなどを読んでいると、車や滞在先のホテルなどで使用しているといった内容を見かけることが時々あります。
しかし、SoftBank Airでは契約住所以外で使用することが禁止されています。また契約住所以外で使用していることが判明した場合、契約を強制的に解除される恐れがあります。
こっそり自宅以外で使用してもバレないんじゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが、どこで通信しているのかなんてことは調べれば簡単に分かることです。
強制解約でも高額な契約解除料を請求されるかもしれませんし、そもそも規約違反となる行為なので絶対にやめましょう。
持ち運べるホームルーターが欲しい方にはWiMAX 2+がおすすめです。
WiMAX 2+のホームルーターは自宅以外でも使える!
UQコミュニケーションズをはじめとする複数のプロバイダーから提供されているWiMAX 2+は、SoftBank Airとは異なり持ち運んで使用することを前提としたインターネットサービスです。
そのためホームルータータイプの機種であっても、コンセントが設置されている場所なら自宅以外で使用してもまったく問題ありません。
またWiMAX 2+のギガ放題プランはSoftBank Airと同様、月間のデータ通信量に上限を設けていません。そのため固定回線の代替として使用することが可能です。
混雑回避のための速度制限があるため完全な無制限ではありませんが、SoftBank Airにもサービス安定提供に伴う速度制限が存在します。しかもこちらは速度制限を実施する条件が曖昧で、夜間など通信が混雑する時間帯は常に制限される恐れがあるのがネックです。
WiMAX 2+は速度制限の実施条件を明確に規定して公開しています。しかも日中なら大量に通信しても制限されることは絶対にありません。
使い方次第ではありますが、速度制限の内容がオープンなWiMAX 2+のほうが快適に利用できるのではないでしょうか。
ホームルータータイプのWiMAX 2+対応機器の最大通信速度比較
機種 | ハイスピードモード | ハイスピードプラスエリアモード |
---|---|---|
WiMAX HOME 02 | 440Mbps/30Mbps | 440Mbps/75Mbps |
Speed Wi-Fi HOME L02 | 558Mbps/30Mbps | 1000Mbps/75Mbps |
WiMAX HOME 01 | 440Mbps/30Mbps | 440Mbps/75Mbps |
Speed Wi-Fi HOME L01/L01s | 440Mbps/30Mbps | 440Mbps/37.5Mbps |
novas Home+CA | 220Mbps/10Mbps | – |
URoad-Home2+ | 110Mbps/10Mbps | – |
ホームルータータイプのWiMAX 2+対応機器は複数投入されてますが、現行機種はWiMAX HOME 02とSpeed Wi-Fi HOME L02の2機種です。
novas Home+CAはダイナミックDNS、DDNS機能を搭載しているので、固定IPアドレス的に使いたいのであればnovas Home+CAの白ロムを購入するという選択肢もなくはないですが、ASAHIネット WiMAX2+ならオプションで固定IPアドレスを提供しているのでわざわざDDNSを利用する必要がなくこちらをおすすめします。
WiMAX HOME 02やSpeed Wi-Fi HOME L02は多くのプロバイダーが取り扱っていますが、特にこだわりがないのであれば高額なキャッシュバックが貰えるGMOとくとくBB WiMAX 2+やSo-net モバイル WiMAX 2+がおすすめです。
ちなみに筆者はGMOとくとくBBと契約しています。申込手順はこちらの記事を参考にしてください。
車でWi-Fiを使いたいならホームルーターよりもPIX-MT100/PIX-MT110がおすすめ
なお車でWi-Fiを使いたいなら、電波を掴みにくいWiMAX 2+のホームルーターよりもSIMフリーのPIX-MT100/PIX-MT110を格安SIMで使用するほうがおすすめです。
PIX-MT100はdocomo LTEの800MHz帯、いわゆるプラチナバンドに対応しています。別途格安SIMを契約する必要がありますが、WiMAX 2+と比較するとサービスエリアは圧倒的に広いですし、電波が繋がりやすいです。
さらにマイナーチェンジ版のPIX-MT110だとauやSoftBankのプラチナバンドも対応しています。
車専用のモバイルWi-Fiルーターを契約するなら、ホームルーターよりもPIX-MIT100/PIX-MT110と格安SIMの組み合わせが断然おすすめです。
まとめ
SoftBank Airはホームルータータイプのサービスなので、コンセントに挿すだけで簡単にインターネットを利用することが可能です。
しかし契約住所以外で使用することは禁止されているため、自宅から持ち出して使用することはできません。
一方でWiMAX 2+は持ち運んで使用することを想定したサービスなので、ホームルーターであってもコンセントが設置されている場所ならどこでも使えます。
持ち運べるホームルーターが欲しい方はWiMAX 2+を契約しましょう。
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