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モバイルWi-Fiルーター

SoftBankからAirターミナル4 NEXTが発売されたけどスペックは劣化した?

SoftBankのAirターミナル4 モバイルWi-Fiルーター

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今年はdocomoが初のホームルーターとなるhome 5Gを発表したり、auはSpeed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01を発表したかと思いきや発売を2度延期したりと、何やらホームルータータイプのインターネットサービスが過熱しそうな兆しが見えてきていますが、SoftBankはひっそりとAirターミナル4 NEXT B610h-72aなるものを発売していました。

Airターミナルとは、ホームルーターサービスのSoftBank Airで提供されている端末です。既存のモデルはAirターミナル4のマイナーチェンジ版であるAirターミナル4 Plusが最新かつ最高性能を誇っていましたが、Airターミナル4 NEXTはこれがさらにスペックアップした端末…と、普通ならそうなると思うのですが。

このAirターミナル4 NEXT、残念ながら性能はほとんど上がっていません。それどころか無印のAirターミナル4から劣化している部分さえあります。

そもそもSoftBank Air自体があまりおすすめできるサービスではなく、今ならauオンラインショップで安売りされているGalaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01を購入するほうがよっぽど幸せになれると思いますが、Airターミナル4 Plusからしてあまり存在を認知されていないようなのでその違いなどについて書いておきます。

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Airターミナル4 NEXT B610h-72aとは

Airターミナル4 NEXT B610h-72aは名前の通りAirターミナル4のマイナーチェンジとなるモデルですが、既存のAirターミナル4 B610h-70aやAirターミナル4 Plus B610h-71aからそれほど進化していません。

他社が5Gに対応している製品を発表、発売し始めている中、Airターミナル4 NEXTは5Gに対応しておらず4Gしか利用できない仕様となっています。

まあ5Gのエリアはまだまだ狭いので、それだけで他社よりも格段に劣っているとまでは言えませんが、気になるのは自社の既存の端末よりもスペックが落ちているということです。

4Gの通信速度は下り最大612Mbpsに劣化

Airターミナル4 NEXTが対応している4Gの周波数、バンドは以下の3つです。

  • 3.5GHz(Band 42)
  • 2.5GHz(Band 41)
  • 2.1GHz(Band 1)

対応している周波数自体はAirターミナル4や4 Plusと同じですが、通信速度については下り最大612Mbpsと謳っています。これ、従来よりも高速化するどころかAirターミナル4と比較しても遅くなっているのです。

Airターミナル4 Airターミナル4 Plus Airターミナル4 NEXT
4G対応バンド Band 1/41/42
4G通信速度 下り最大962Mbps 下り最大612Mbps
FAQでは下り最大617Mbpsと記載されていますが、SoftBank Air公式サイトには下り最大612Mbpsと記載されていますし、過去のモバイルWi-Fiルーターの対応状況を考慮しても下り最大612Mbpsが正しそうです。

対応バンドが同じなのに最大通信速度が異なるということ自体はあり得る話で、下り最大962Mbpsで通信するためには8×8 MIMOに対応している必要があるので、Airターミナル4 NEXTは8×8 MIMOには対応していないのでしょう。

しかし後から登場した端末が、しかもNEXTなんて名前を冠しておきながら既存の端末よりもスペックダウンしているのはいかがなものでしょうか…

さらに、劣化しているのはモバイルネットワーク周りだけではありません。

Wi-Fi 6対応だが通信速度は最大1.2Gbpsに劣化

Wi-FiについてはIEEE 802.11ax、通称Wi-Fi 6に対応していてこれをアピールポイントにしているような気配を若干感じますが、これもAirターミナル4 Plusと比較するとスペックダウンしています。

Airターミナル4 Airターミナル4 Plus Airターミナル4 NEXT
無線LAN規格 Wi-Fi 5 Wi-Fi 6
無線LAN通信速度 最大1.3Gbps 最大2.4Gbps 最大1.2Gbps

Airターミナル4 PlusはWi-Fi 6において帯域幅を160MHzに設定することが可能なので、対応している端末では最大2.4Gbpsで通信することが可能です。

しかしAirターミナル4 NEXTは80MHzまでしか利用できないようで、最大1.2Gbps止まりとなっています。

ちなみにWi-Fi 6に対応していない無印のAirターミナル4が最大1.3Gbpsで逆転現象を起こしているのは、Wi-Fi 5でも3ストリームに対応しているからです。スマートフォンだと基本的に2ストリームまでしか対応しておらず、その場合は最大866Mbpsで通信することになります。

したがって無印のAirターミナル4からは進化していると言えなくもないですが、Airターミナル4 Plusと比較すると確実に同等以下の仕様です。

必ずしも有意な差が生じるとは限りませんが、上手いことコストカットしましたねって感想を抱いてしまいます。

Wi-Fiで同時接続可能な端末は倍増して最大128台

ちゃんと進化している部分もあることにはあるのです。Wi-Fiで同時接続可能な台数については64台から128台に倍増しています。

しかし一般家庭で128台もの端末を同時に接続することなんてまあないでしょう。64台でも十分過ぎるのではないでしょうか。

少なくとも4GやWi-Fiの通信速度と比べれば些細な要素です。

端末価格は据え置きの59,400円

多少スペックに変化があるAirターミナル4 NEXTですが、端末価格は据え置きの59,400円です。無印やPlusと変わりません。

そもそもSoftBank Airでは購入orレンタルする端末を指定することが不可能なので、どのモデルが送付されるのか申し込んでみないと分からないのですけどね。

まあ名前はちょっといただけませんが、これも半導体不足の煽りを受けてのことなのかなあという気がしなくもありません。端末価格を引き上げずに作り続けようとするとこの仕様にせざるを得なかったのかも。

いやいや元の端末価格が高過ぎるって?それはそうです。それだけが理由ではありませんが、だからSoftBank Airはおすすめしません。

白ロムを格安で手に入れてWi-Fiのアクセスポイントとして使用するのならおすすめします。この使い方ならモバイルネットワークの通信速度はまったくデメリットになりませんし、Airターミナル4 NEXTでも良いでしょう。

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まとめ

SoftBank Airの最新端末、Airターミナル4 NEXTは旧型のAirターミナル4から必ずしも進化しているわけではなく、むしろAirターミナル4 Plusからはほぼ劣化しています。

そもそも時間帯や通信内容によって通信速度を制御されるSoftBank Airは苦行以外の何物でもなく、到底おすすめできません。

これを契約するくらいなら、auオンラインショップでGalaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01やSpeed Wi-Fi 5G X11 NAR01を購入しましょう。以前は3日間で10GB以上通信すると混雑回避のための速度制限が実施されていましたが、それも撤廃されたため基本的に容量制限を気にすることなく使用することが可能です。契約期間の縛りもかなり緩く、2年契約の途中で解約したとしても解除料は1,100円しかかかりません。

もしくはauショップでの受け取りとなりますが、auもホームルーターの取り扱いがあります。モバイルルータータイプとは異なり端末価格の値引きはありませんが、やはり通信面ではSoftBank Airよりも快適である可能性が高いです。

5G対応モバイルルーターの端末価格は通常22,000円ですが、今ならau Online Shopお得割が適用されていずれの機種も5,500円で購入可能です。
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