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auの無線LAN STICKがWi-Fiを利用したい人にはおすすめできない理由

Wi-Fiの接続可能なSSID一覧 モバイルWi-Fiルーター

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2021年1月22日よりauからスティック型のLTE対応無線LANルーター、無線LAN STICK KTD31が発売されました。auのスマートフォンユーザーならたったの月額550円、それもキャンペーン期間中は3年間半額の月額275円で無線LAN環境を構築できるという代物です。

しかしこの無線LAN STICK、対応デバイスしか通信できないというなかなか癖がある製品だったりします。少なくともゲーム機やPC等でWi-Fiを利用したいと考えているなら、無線LAN STICKはおすすめしません。

ルーターとしての性能もかなり低めですし、無線LAN STICKを購入、契約するならかなり注意が必要です。

ただ使い方によってはこの無線LAN STICKをおすすめできるようなケースも存在します。そこで無線LAN STICKの特徴や注意点について簡単にまとめておきました。

なお2022年1月中旬以降に配信されるアップデートによって対応機器の制限が撤廃されることになっています。

auの無線LAN STICKが対応機器の制限を撤廃!正真正銘のWi-Fiルーターに
対象の料金プランを契約しているauユーザーなら月額550円から利用できる、無線LAN STICK KTD31がauから発売されてもう1年も経とうとしてるんですね。 無線LAN STICKはACアダプターのUSBポートに刺すだけで簡単に無線L...
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auの無線LAN STICK KTD31とは

auの無線LAN STICK KTD31は、良い意味でも悪い意味でも普通の無線LANルーターではありません。

厳密な話をすると、これはWi-Fiルーターではないのです。

無線LAN環境を構築するためのスティック型ルーター

無線LAN STICKはUSBで給電するだけでLTEに繋がるルーターとして動作します。WiMAX 2+やSoftBank Airといったホームルーターのようなものですね。

対応している無線LANの規格はIEEE 802.11b/g/n、周波数的には2.4GHzのみの対応となり、電波干渉を起こしにくい5GHzには対応していません。また最大接続数は10台です。

LTEの対応バンドはBand 1/3/18/26。通信速度は下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsまで対応しています。

専用料金プランは月額550円、37か月間は半額で利用可能

本体価格は税込6,480円。回線契約が必要なので別途月額料金も必要です。

料金プランは専用の「無線LAN STICKプランds」が月額550円で提供されます。ただしauのスマートフォンユーザーのみが契約可能です。

高速データ容量はスマートフォンとシェアする形式となっています。2021年3月から提供開始予定のデータ使い放題の新料金プラン「使い放題MAX 5G」「使い放題MAX 4G」と紐付けた場合にどうなるのかはまだ不明ですが、これらはのプランは使い放題を謳っているものの、テザリングやデータシェアには月間30GBの上限を設けているので、無線LAN STICKにも同等の制限が設けられるかもしれません。

なお月額料金について、無線LAN STICKおトク割が適用されると最大37か月間は半額の275円で利用することが可能です。適用条件は専用プランを契約することだけなので、条件はないに等しいですね。

対応デバイス以外は通信不可能

もっとも注意しないといけないのが、無線LAN STICKは対応デバイスのみ接続することが可能で、対応デバイス以外の機器は通信不可能だということです。

本来Wi-Fiに対応している製品は、対応製品同士ならメーカーが異なっていても通信することが可能です。しかし無線LAN STICKの場合は、Wi-Fiが搭載されている機器なら何でも利用できるというわけではありません。

そもそも無線LAN STICKは「無線LANルーター」であって、「Wi-Fiルーター」ではありません。ここを混同して紹介しているサイトが多いですが、公式サイトには「Wi-Fi」という表記が一切なく、一貫して「無線LAN」対応を謳っています。

超絶ざっくりと説明すると、無線LANとWi-Fiはまったく同じものではなく、異なるメーカーの機器であっても相互に接続可能であることを保証されているのがWi-Fiです。

そのため無線LAN STICKは他のモバイルWi-Fiルーターや、固定回線の代替にはなり難いです。

無線LAN STICKが選択肢としてアリになるのは、auのスマートフォンを契約していてかつ対応デバイスでのみWi-Fiを利用したいという場合に限られます。

無線LAN STICKと接続可能な機器

具体的な接続可能機器は、発売時点ではAmazonデバイスとau HOMEデバイス、それにタブレットのTCL TAB 10sのみが案内されています。

それとは別に接続可能であることを確認した機器についても公開されており、それによるとAmazonデバイスはEcho Show 5やEcho Show 8、第3世代Echo Dotや第2世代&第3世代のEchoなどが使用可能だそうです。

無線LAN STICKの契約をおすすめできるケースとは

既に固定回線を契約していてWi-Fi環境があるのであれば、無線LAN STICKを追加で契約するメリットは皆無です。

固定回線を引いていない、もしくはモバイルWi-Fiルーターを契約しているものの家族の誰かが家から持ち出すことがあるのであれば、無線LAN STICKを契約する意味があります。

Echo DotなどはスマートフォンのWi-Fiテザリングでも使えなくはありませんが、その都度テザリング機能を有効化するのは非常に面倒です。無線LAN STICKがあればそんなことをしなくても、格安の料金で対応デバイスを常時インターネットに接続しておけます。

まあ今時固定回線を引いていない家庭は珍しくないとしても、スマートスピーカーを持っていながらPCを持っていない人がどれだけ存在するのか、いささか疑問ではありますが…やはりインターネット環境がないおじいちゃんおばあちゃんとテレビ電話を利用するためにEcho Showと一緒に設置してあげる、といった使い方を想定しているのでしょうか。

もしくはEcho Dotを車載して音楽を聴くためだけに契約するなんてのもアリ…かも…?なんて思いましたが、どうやら登録住所でしか利用できないようです。SoftBank Airのように強制力があるものなのかは未確認ですが、まあわざわざそうアナウンスしているということはダメなんでしょうね。

“Wi-Fi”を利用したいなら他のインターネットサービスをおすすめ

とにかく接続可能な機器が限られている無線LANルーターである以上、普通にWi-Fiを利用したいのであれば無線LAN STICKはやめておいたほうが良いです。

大量に通信したり、高速で安定した通信を行いたいなら固定回線を引くべきですし、そうでなくても対応デバイス以外でインターネットを利用したいなら他の選択肢から検討するしかありません。

まとめ

auの無線LAN STICKは接続可能な機器がかなり限定的なので、固定回線や普通のモバイルWi-Fiルーターの代替として運用するのは難しいです。

普通にWi-Fiを利用したいなら他のサービスを検討しましょう。

もし対象のデバイスを使いたくてニーズに合致している希少な方がいれば、無線LAN STICKはauショップやau +1 collection取扱店などで購入可能です。

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