最短翌日発送!高速大容量のモバイルWi-Fiルーターの詳細はこちら
モバイルWi-Fiルーター

楽天モバイルに対応しているFS030Wのあまり知られていないメリット

FS030Wと楽天モバイル モバイルWi-Fiルーター

※この記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれますのであらかじめご了承ください。

モバイルWi-Fiルーターで楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT 2.0を使いたいなら、端末がLTEのBand3かBand18に対応している必要があるわけですが、Band3はともかくSIMフリーでBand18に対応している機種は非常に少ないんですよね。

そんな数少ない対応機種の1つである富士ソフトのFS030Wが意外と優秀で、楽天モバイルとの相性も良かったりします。

特に固定回線代わりに楽天モバイルを使いたいと考えている方におすすめな機種です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

FS030WのWi-Fiは2.4GHz帯と5GHz帯を同時に利用することが可能

FS030WのWi-Fi機能はモバイルWi-Fiルーターとしては珍しく、2.4GHz帯と5GHz帯が排他利用ではなく同時利用が可能となっています。

これはホームルータータイプの機種なら当たり前の仕様ですが、バッテリーを内蔵しているタイプの機種ではまだまだ珍しいのが現状です。

2.4GHz帯しか利用できないと電波が干渉して繋がりにくかったり通信速度が低速化する恐れがありますが、5GHz帯は5GHz帯で障害物に弱かったり対応機器が少ないといったデメリットがあります。複数の機器をWi-Fiで接続するなら両方に対応しているモバイルWi-Fiルーターがベストです。

FS030Wで2.4GHz帯と5GHz帯を同時利用するための設定方法

周波数の設定変更はFS030Wのみでは不可能で、スマートフォンやPCなどのブラウザーを起動して管理画面から行います。

まずLAN設定の「プライマリ無線LAN設定」で周波数が2.4GHzに設定されていることを確認してから、最大接続ユーザ数も設定しておきましょう。FS030Wは最大15台まで同時接続が可能ですが、これは2.4GHz帯と5GHz帯で各15台ではなく合算して15台です。また5GHz帯を割り当てるセカンダリ無線LANは最大7台までしか接続させられません。なので特にこだわりがなければプライマリは8台に設定しておけば良いでしょう。

次に「セカンダリ無線LAN設定」で周波数を5GHz(W52)に設定、最大接続ユーザー数も7台以下で設定します。

これで屋内では2.4GHz帯と5GHz帯を同時に利用することが可能です。

FS030Wなら屋外でも5GHz帯(W56)でWi-Fiを飛ばせる

屋外においてWi-Fiを5GHz帯で飛ばすためにはいくつかの条件を満たしている必要があります。そのせいか、屋外で5GHz帯を利用することは法律で一律に禁止されていると勘違いされている方をたまに見かけますね。

Wi-Fiで屋外利用が禁止されているのは、5GHz帯の中でも基本的に5.2GHz(W52)や5.3GHz(W53)のみです。5.6GHz(W56)のチャンネルについては屋外利用が許されています。

FS030WはW52とW53に加えてW56にも対応していて、なおかつ通信するチャンネルをW56に固定することが可能です。W56で通信する場合はこれをプライマリに割り当てる必要があるため2.4GHz帯と排他利用になってしまいますが、こうすれば屋外で5GHz帯を利用しても構いません。

まあ外出自粛が求められる今のご時世では役に立たないかもしれませんが、周波数のチャンネルを自由に選択、固定できるのは大きなメリットです。

W52についても2018年6月より条件付きで屋外利用が可能になったとされていますが、人工衛星に影響を与えないよう工夫を施すことや総務省への届け出などが定められているため、個人がモバイルWi-Fiルーターを使用するような使い方は想定されていなさそうです。ただし正規の手続きを踏んで設置されたアクセスポイントとW52で通信することは問題ないと考えられます。

FS030WのWi-Fiを屋外利用可能な5GHz帯(W56)に設定する方法

こちらもFS030W本体の操作で切り替えることは不可能で、スマートフォンやPCで設定する必要があります。

屋外で5GHz帯を利用する場合は、「プライマリ無線LAN設定」を5GHz(W56)に設定します。セカンダリにW56を設定することはできません。

ちなみにW53やW56で通信する場合、Wi-Fiが気象レーダーなどの電波と干渉しないか確認するため初めにDFSという機能が働きます。DFSで干渉するレーダーが検知されなければ、W53やW56で通信することが可能になるのです。

DFSが行われる約1分間は通信が遮断されるので注意してください。

FS030Wは電池パックを取り外してバッテリーレスで使用可能

FS030Wのバッテリーは取り外しが可能な電池パック式でこれ自体は珍しくありませんが、電池パックを取り外したままバッテリーレスで動作するモバイルWi-Fiルーターを非常に珍しいです。

バッテリーレスで使用するためにはMicroUSBケーブルで給電することが必須ですが、これなら長時間充電器に繋ぎっぱなしにしてもバッテリーを劣化させる心配はありません。

同様の使い方が可能で有名なモバイルWi-FiルーターとしてはAirCard AC785が挙げられますが、こちらはBand18に非対応。楽天回線エリア以外では圏外になるため、楽天モバイルで使用するという前提ならあえてこちらを選ぶ理由はないでしょう。

楽天モバイルで長く使いたいのであればFS030Wが1番相性が良いです。

充電を開始すると自動的に起動するので車載ルーターにも向いている?

自宅で固定回線的に使用するならあまり関係ありませんが、FS030Wは電池パックの有無に関係なく、充電を開始すると自動的に起動するようになっています。

この仕様が役立つのが車載する場合です。電池パックを取り外してカーチャージャーからの給電でのみ動作するようにしておけば、車のエンジンをONにするとまもなくFS030Wも起動してWi-Fiが使用可能になります。

ただしどうも私の環境では不安定で、車のアクセサリーソケットに取り付けたカーチャージャーからだと起動に失敗することが多いです。自宅のコンセントを電源とするUSBポートからの給電であれば確実に起動するのですが…

エンジンの始動に合わせて確実に起動させたいならコンセントに刺すだけで電源が入るホームルータータイプの機種のほうが適していますが、SIMフリーのホームルーターでBand3に対応している機種は今のところ存在しないので、楽天モバイルと組み合わせるには不向きです。

そういうわけで確実に起動しないのがややネックではあるものの、楽天モバイルを車載ルーターに利用するならやはりFS030Wが1番相性が良いと言えます。

余談ですが、電源の取り方を変えれば確実に起動させられるかも…という考えからアクセサリーソケットをコンセントに変換するインバーターの購入を検討していたりします。

まとめ:FS030Wは多機能で有能なモバイルWi-Fiルーター!

FS030WはSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターとしてはマイナーな部類かもしれませんが、他の機種が対応していない機能を備えていてなかなか有能な機種です。

LTEのBand3とBand18の両方に対応しているので楽天モバイルのSIMカードでも問題なく使えますし、むしろWi-Fiも2.4GHz帯と5GHz帯の同時利用が可能なので最適な機種と言っても過言ではありません。

実勢価格も楽天モバイルが公式に取り扱っているAterm MR05LN RWの約半額でお手頃ですし、モバイルWi-Fiルーターでデータ通信を使い放題にしたいならFS030Wはかなりおすすめです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました