私はPocket WiFi 603HWの白ロム購入後、SIMロックを解除してFUJIWifiのSIMプランで運用しています。
ところがFUJIWifiなど他社のSIMカードを挿した状態だと、Pocket WiFiは新しいソフトウェアが配信されても自動更新されないんですよね。手動更新を試してみても失敗します。
Pocket WiFiに紐づいている回線を契約中なら普通に更新することが可能ですが、解約後にソフトウェアを更新するためには一工夫が必要です。
知っていれば大したことはないのですが、解約済みのPocket WiFiをソフトウェア更新する方法について簡単にまとめておきます。
Pocket WiFiのソフトウェアを更新する方法
Pocket WiFiのソフトウェアを更新するためには、Pocket WiFi自体をインターネットに接続しないといけません。
まだ契約中のPocket WiFiなら4GやLTE、あるいは3Gといったモバイルネットワークに繋がっているはずなので、自動更新がONになっていれば最新のソフトウェアを自動的にダウンロードして更新してくれます。
または自動更新がOFFでも、手動で更新することが可能です。
問題となるのは解約済み、つまり白ロム状態のPocket WiFiのソフトウェアを更新する場合です。
Pocket WiFiは他社SIMだとソフトウェア更新できない?
私はSIMロック解除したPocket WiFi603HWをFUJIWifiのSIMカードで使用しています。
FUJIWifiはSoftBankのモバイルネットワークを利用しているサービスです。Y!mobileのPocket WiFi 603HWで使用するためにはSIMロック解除が必須ですが、本家の契約と同じようにSoftBank 4GとSoftBank 4G LTEの両方を使えます。
ところが、FUJIWifiのSIMカードを挿入したPocket WiFi 603HWは自動更新をONにしていてもソフトウェアの更新が行われません。
手動更新を試してみても、ネットワークの接続状態を確認しろといった旨のメッセージが表示されて、ソフトウェアをダウンロードすること自体が不可能です。
FUJIWifiに限らずdocomo回線やau回線で試してみても同じで、他社のSIMカードを挿入してモバイルネットワークに接続した状態だと、Pocket WiFiはソフトウェア更新ができないように設計されています。
しかし、解約済みでもWi-Fi環境があればPocket WiFiのソフトウェアを更新することが可能です。
Wi-Fiなら解約済みのPocket WiFiでもソフトウェア更新が可能
通常、モバイルWi-Fiルーターは4GやLTEといったモバイルネットワークに接続して、Wi-Fiで他の機器に共有します。
しかしPocket WiFi 603HWなど一部の機種には、他の機器から飛ばしたWi-Fiに接続して、それをまたWi-Fiで共有する機能が搭載されているのです。
このWi-Fi機能をONにしてインターネットに接続すれば、本来の契約のSIMカードがなくてもソフトウェア更新を行うことが可能です。
実際にdocomoのスマートフォンでWi-Fiテザリングを行ってPocket WiFi 603HWを接続してみたところ、自動的に最新のソフトウェアのダウンロードを開始しました。
Pocket WiFi側の操作も簡単で、603HWならタッチパネルを操作するだけでSSIDを選択からパスワードの入力まで可能です。
ソフトウェア更新が完了したらWi-Fi機能をOFFにしましょう。これでまたFUJIWifiなど他社のSIMカードでモバイルネットワークに接続することが可能になります。
まとめ
Pocket WiFiはSIMロックを解除すれば他社のSIMカードでも使えますが、ソフトウェア更新を行うためには本来の契約のSIMカードかWi-Fi環境が必要です。
Wi-Fiなら何でもOKなので、固定回線を引いていない方はスマートフォンでテザリングするか、カフェやコンビニなどのフリーWi-Fiを利用すると良いでしょう。
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