ピーチモバイルのモバイルWi-Fiルーターについて調べてみた

サンタコスでプレゼントを抱えている女性 Wi-Fi全般

速度制限なしで使い放題のモバイルWi-Fiルーターを無料で配っているらしいピーチモバイルについていろいろ調べてみました。

本当に一切の速度制限がなくて使い放題なら素晴らしいのですが…まあそんな美味しい話が転がっているわけもなく。

利用規約を読んでみると、普通に速度制限についての記述があります。それも1.5GB/日や2GB/3日というかなり厳しい水準の速度制限です。

そんなピーチモバイルですが、公式サイトにアクセスしただけでは詳しい内容が分からないので、いろいろ調べたことをここにまとめておきます。

ピーチモバイルとは

まずはピーチモバイルの概要をざっくりと紹介しましょう。

docomo回線やSoftBank回線を利用したモバイルWi-Fiルーター

ピーチモバイルとはブロードネットワーク株式会社が提供しているモバイルWi-Fiルーターサービスです。

ブロードネットワーク自身が回線設備を所有しているわけではなく、Peach Mobile Bではdocomo、Peach Mobile SではSoftBankといった携帯電話会社の回線を借りてサービスを提供しています。

Peach Mobile BはMVNOサービス

またPeach Mobile Bのサービスでは、株式会社ベネフィットジャパンが運営しているONLYSERVICEの会員登録が必要です。

ONLYSERVICEではdocomo回線のMVNOサービスが提供されています。いわゆる格安SIMですね。

そのためPeach Mobile Bもdocomo回線のMVNOサービスと考えられます。

Peach Mobile SはSoftBank直契約

一方でPeach Mobile SについてもONLYSERVICEの会員登録が必要ですが、こちらはSoftBank直契約のAPNが提供されています。

したがって、恐らくですがPeach Mobile SはMVNOサービスではありません。

MVNOサービスは通信帯域が狭いために通信速度が遅くなりがちですが、直契約であれば大手キャリアと同等の品質で、安定して高速な通信が可能です。

ピーチモバイルの初期費用や契約手数料

冒頭でモバイルWi-Fiルーターを無料で配っているらしいと書きましたが、どうも契約時にお金を支払っていないだけで分割払いとして毎月の支払いに組み込まれている可能性があるので注意してください。

公式サイトのトップページには初期費用について一切記述されていませんが、利用規約には事務手数料として3,000円が記載されています。

事務手数料は後述する月額料金などと合わせてクレジットカードで支払うことになるので、店頭では支払いません。

ピーチモバイルのプランと月額料金

1~3年目 4年目
サービス基本料金(通信料) 6,300円/月 6,300円/月
ルーター代金(36回払) 1,400円/月
デバイス代金(36回払)
3年割Ⅰ(最大36回) ▲3,400円/月
3年割Ⅱ(最大36回) ▲2,000円/月
合計 4,300円/月 4,300円/月

ピーチモバイルのプランは3年契約が必須で、料金の内訳は上記のようになっています。

まずサービス基本料金の6,300円/月に加えて、ルーターの端末代金1,400円/月×36回の支払いが必須です。タブレット端末などのデバイスをセットで購入した場合は、その割賦金も加算されます。

ただし3年割Ⅰと称した割引が適用されて、最終的な月額料金は4,300円/月~7,000円/月です。

デバイスの種類によって割賦金だけでなく3年割Ⅰの金額も変動し、これだけの幅があります。

4年目以降、つまり2回目の3年契約からはルーターとデバイスの割賦金の支払いがなくなりますが、3年割Ⅱに移行すると割引額も少なくなり、永年4,300円/月となります。

ピーチモバイルの解約費用

ピーチモバイルは自動更新型の3年契約で、開通月の翌月から起算して37か月目を更新月としています。

更新月に解約すれば契約解除料は発生しませんが、それ以外は9,500円かかります。

契約解除料こそ標準的な金額ですが、実際にはルーターやデバイスの割賦金が残るため相当な負担が発生することに気をつけてください。

ルーターの端末代金は1,400×36=50,400円。もし25,200円のデバイスも購入していたとすると、契約2年後に解約すると25,200円、1年で解約してしまうと50,400円も残ります。

本当に無料で貰ったのであればこのような残債は発生しませんが、割賦を組まされていないか要確認です。

ルーター端末のFS030Wについて

ルーター端末はSIMフリーのFS030Wが提供されています。

最近は流通量が減ってきているのかやや高騰していますが、それでもAmazonなどでは1万円台で購入することが可能です。

連続通信時間は最大20時間を誇り、電池持ちは驚異的に優れていますが、5万円も支払ってまで欲しいかと言えば要らないですね…

ピーチモバイルの速度制限について

「使い放題で安心」「安心の定額」「使い放題プラン」

…などと謳っているピーチモバイルですが、実際には速度制限が存在します。しかもかなり厳しい水準のものが。

そもそも完全に無制限で使い放題のモバイルWi-Fiルーターなんて存在しないわけですが、ピーチモバイルは到底使い放題とは言えないような厳しい制限を設けています。

Peach Mobile Bは2GB/3日を超過すると制限

Peach Mobile Bでは前日までの3日間のデータ通信量が2GBを超過していた場合、通信速度が終日最大128kbpsに制限されます。

3日で2GBということは、1日あたり0.67GBほどです。フルHD画質の動画を1時間も再生すれば超えるでしょう。これでは到底使い放題とは言えません。

しかも、もし1日で2GB以上通信してしまったら、翌日から3日間はずっと速度制限が行われることになり、まったく使い物にならなくなってしまいます。

速度制限が行われないように1日0.67GB未満に抑えて通信する場合、最大でも月間20GBしか使えません。

Peach Mobile Sは1.5GB/日を超過すると制限

Peach Mobile Sの速度制限は少し緩くて、当日のデータ通信量が1.5GBを超過すると終日最大128kbpsに制限するというものです。

データ通信量は1日単位でカウントされるので、速度制限が行われても日付が変わればすぐに解除されます。3日間ずっと使い物にならないなんてことは起きません。

ただし、こちらは1日で1.5GBを超える大量通信を行うことは不可能です。そのため映画など長時間の動画を視聴するのは絶望的に向いていません。画質をかなり落とさないと、1日で全部再生することは無理でしょう。

また1日1.5GB使えたとしても、月に換算すると最大45GBです。20GBと比較すると2倍以上になっていますが、これでも使い放題とは言えません。

最近は4,000円/月前後で50GBから100GBくらい使えるサービスがたくさん提供されています。それらと比較すると、1日単位や3日単位の速度制限が存在するピーチモバイルはコスパも使い勝手も悪いです。

まあ少なくとも、使い放題と謳うのは誇大広告もいいところでしょう。

ピーチモバイルユーザーの口コミや感想

ピーチモバイルについてGoogleで検索してみてもほとんど情報を得られませんが、Twitterで言及しているツイートはいくつか見つかります。

肯定的な口コミを書いてるユーザーは軒並みフォロー数もフォロワー数も、さらにツイート数も非常に少ないですけどね。自演かな?

また実際に契約した方がブログに批判的な記事を書いたら削除させられてしまったようですが、キャッシュが残っていたのでその内容を読むことができました。

そこに書かれていた営業トークの内容にツッコミを入れていきたいと思います。

5G回線が使えるという説明は嘘

しかも超爆速な回線を使っているので快適に使えます!docomoのXi(クロッシィ)という回線を使っていて、現在4Gが主流ですがこれを使うと5Gが使えます!

これからどんどん他社さんも5Gに移っていくんですが、ウチのは先取りして5G回線で使えます!

FS030Wは3Gや4Gには対応していますが、5Gには対応していません。

この記事が公開されたのは2018年6月のようですが、そもそも2019年5月現在、日本国内で5Gを提供している通信事業者は存在しないです。

他にもこんなツイートがありました。

5G対応はピーチモバイルの常套句のようですね。

まあ完全に嘘ですが。

理論値最大150Mbpsは4G時代の通信速度

実際、5Gってどれくらい早いのか、見てください。(説明用のパネルを持ち出す)

150Mbps出ます!

5Gの時点でギャグかな?って言いたくなるんですけど、ピーチモバイルの通信速度は150Mbps出るそうです。

4G時代の今でも既に理論値最大1Gbpsを超えるモバイルWi-Fiルーターは存在します。それなのに5Gに対応してながら150Mbps…やっぱりギャグなのかな?

それとも「出る」と言い切っているので、理論値ではなく実効速度が150Mbpsということでしょうか。

確かに、常に安定して150Mbpsのスピードで通信可能なのだとしたらすごいことです。理論値で1Gbpsを超えていても、実際には100Mbpsも出ないなんてことが普通にあり得ますからね。

それではピーチモバイルの実効速度はどの程度なのでしょうか?

上下ともに1Mbps未満…通信速度が制限されているのかな?って感じですけど、マイナーなMVNOサービスだとこれぐらい遅くてもまったく不思議ではありません。

さすがにSoftBank回線だとここまで遅くないと思いますが、それにしても理論値最大150Mbpsはいたって普通の数字です。

決して速くはありませんし、逆に実効速度が常に150Mbopsなんてことはあり得ないです。

2.4GHzと5GHzのWi-Fiを同時に使用することは不可能

家のルーターの名前で「~~~ーA」とか「~~~ーG」とか見たことありません?

あれって違う種類の電波で、壁が通りやすかったり、電子レンジの電波に邪魔されにくかったりする違いがあるんです。

ですが、このルーターからでている電波はその二種類の電波のいいとこ取りをした最強の電波なんです!

Wi-Fiの周波数帯のことについて話しているのでしょうけれども。

FS030Wのように2.4GHzと5GHzの両方をサポートしているモバイルWi-Fiルーターはそんなに珍しくありません。

また両方サポートしていても、同時に使えるわけではないので最強は言い過ぎです。

WiMAX 2+やSoftBank Airなどのホームルーターなら両方の周波数帯でWi-Fiを飛ばせるんですけどね。

あ、ここからが本題だそうです。

ルーターの端末代金は本当に無料?

普通はルーターが3万、タブレットが7万近くするんですが、今回特別なキャンペーンですのでこの10万円分を無料で差し上げちゃいます!

ルーターの端末代金は利用規約に50,400円と記載されていますが、3万という数字はどこから出てきたのでしょうか。

まあ百歩譲ってFS030W以外の機種だったのかもしれないということにしましょうか。

私は実勢価格が3万円を超えるSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターも見たことはありませんけどね。どんな高性能な機種だったのか気になります。

で、

端末代は無料ですが、さすがに月々の料金はかかります。

普段なら10800円頂いているのですが、今だけのキャンペーンでなんと・・・・

6800円!

とのことですが、ルーターもタブレットも端末代金が無料なら月額料金は4,300円/月になるはずなんですけど、なぜ6,800円/月になるのでしょうか。

利用規約を確認してみると、販売価格72,000円の端末をセット購入すると月額料金がちょうど6,800円/月になるそうですが、これじゃないですかね?

ということは端末代金は無料じゃなくて割賦を組まされたということですね。

なるほど。ルーターとタブレットを無料でプレゼントというのも嘘ですか。

3年後には4,300円/月になるという部分は正しい

無制限で5G回線が使えるんですよ!

しかも、この6800円は3年後には更に値下げして月々4300円になります!

こうなればもう無敵です!

3年後には5Gが主流になり、他社は毎月7000円くらいに値上がりしているはずです。

それを今から5Gが使えて3年後には4300円で使えるなんてお得じゃないですか?

2020年には5Gの商用利用が開始されるので、確かに3年後には5Gが主流になっているでしょう。

しかしピーチモバイルのモバイルWi-Fiルーターを使用している限り5Gには繋がりませんし、解約しようものなら高額な割賦金を支払わされますけどね。

速度制限が存在することは認めている

3日で2ギガ以上使われると低速モードになってしまいます。ただ、これは普通超えません。もし超えることがあって遅くなればこちらに電話してください。超速SIMと取り替えます。

大手キャリアでさえ30GB以上の大容量プランが提供されている昨今、3日で2GBを超えないのが普通と断言する勇気は私にはありません。

あと超速SIMってなに?

普通のお客様なら月々プラス1500円なのですが、特別に無料で提供させていただきます。くれぐれも内密にお願いします。実機がこちらにあります。試してみてください。ちなみにこの超速SIMは1日1.5Gまで使えます。

SoftBank直契約のSIMっていうオチでした。そりゃ速いわ。

1日1.5GB通信するまでは、ですけどね。

タブレットは超低価格のローエンド端末

アンドロイド端末ってだけでちょっと毛嫌いしてるのに、わけのわからんKEIANとかいう中国のメーカーだし、内部ストレージも8Gとクソ少ないし、SDも32Gまでしか対応していない始末。

画面も汚くて目がおかしくなりそう。カメラも付いてるけど画質悪すぎブレすぎ。

日本国内では7万円相当の高性能なAndroidタブレットなんてなかなかお目にかかれなくて、そんな高性能タブレットが本当に無料で手に入るなら迷わずに飛びつくところですが、メーカーはKEIANだそうです。恵安。

恵安は一応日本のメーカーで、日本メーカーとしては最安クラスのタブレットを販売しています。Amazonで探せば7,000円で買える機種も見つかりますが、性能はお察しと言いますか価格相応です。

7万ってのは数字を読み見間違えた…わけがないですよねえ…

よりにもよって恵安。セットアップを済ませるまでにイライラしてストレスがヤバそう(語彙力)

ピーチモバイルの解約方法

そんなわけでまったく良いところがないピーチモバイルですが、よく考えずに契約してしまって後悔している、解約したいという方は8日以内ならクーリングオフ、もしくは初期契約解除制度を利用することで解約することが可能ですよ。

こういった通信サービスは本来クーリングオフ制度の適用対象外なんですけどね。事業者が自主的にクーリングオフを受け付けるのはまったく問題がないので、8日以内なら大丈夫です。

また他にも一定の条件を満たしていれば契約をキャンセルする方法もあります。なぜか解約方法だけは豊富で良心的です。

というわけで解約方法についてもまとめておきました。

初期契約解除制度を利用して解約する

通信サービスはクーリングオフ制度の適用対象外なので、本来契約をキャンセルしたい場合は初期契約解除制度を利用することになります。

契約書を受領した日から起算して8日以内なら、契約解除料は無料で解約することが可能です。

ただし事務手数料などの料金は基本的に返金されません。

手続きは書面を送付するか、電話でも受け付けています。

クーリングオフ制度を利用して解約する

ピーチモバイルではなぜかクーリングオフ制度も設けています。

こちらも契約書を受領してから8日以内であれば、電話でクーリングオフすることが可能です。

クーリングオフの場合、契約解除料が発生しないのはもちろんのこと、既に支払われた代金などは速やかに返還すると定められているので、初期契約解除制度ではなくクーリングオフで解約するほうが良いでしょう。

その他の理由で契約をキャンセルする

自宅に電波が入らないといった理由でも、契約書の受領後10日以内であればキャンセルを受け付けているようです。

まあdocomoやSoftBankの電波が自宅に入らないということはまずないとは思いますが、一応そういった方法も用意されています。

普通に解約する

上記のいずれにも当てはまらない場合は、普通に解約することになります。

3年契約の更新月であれば契約解除料は発生しませんが、更新月以外だと9,500円請求されます。

また3年以内だと端末代金の残債もあるはずです。こちらは分割で払い続けていくか、一括で清算するのか選択することになります。

まとめ

モバイルWi-Fiルーターを無料で配っているらしいピーチモバイルですが、実際は無料ではなく割賦を組まされている方がいるようなので注意してください。

また使い放題と謳っていますが、実際には2GB/3日や1.5GB/日の速度制限が存在するので、月間で最大でも45GB程度しか使えない計算になります。

さらにルーター端末FS030Wの実勢価格は1万円から2万円程度。5万円もするような代物ではありません。

これを契約するぐらいならNEXTmobileのほうがよっぽど良いですよ。こちらならFS030Wが正真正銘の無料で貰えますし、ピーチモバイルよりも速度制限が緩くて月額料金が安いという完全に上位互換のサービスです。

NEXTmobileについて詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。

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しかしBIGLOBE WiMAX 2+はクレジットカード決済と同額のキャッシュバックや割引が適用されるので、口座振替で契約するならもっともお得なプロバイダーです。

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