w/WiFi(ウィズワイファイ)は高速なSoftBank回線が使えるモバイルWi-FiルーターやSIMカードのレンタルサービスです。
ウィズワイファイと似たようなサービスとしては【FUJIWifi】が有名で、両者のサービス内容はかなり似通っています。
しかしウィズワイファイは初期費用が高額なのがデメリット。2019年2月1日よりSIMプランの初期費用が9,777円から3,777円へ値下げされましたが、競合するFUJIWifiと比較すると相変わらず高額です。
ただ月額料金はわずかにウィズワイファイのほうが安いので、長期間利用するのであればこちらのほうがトータルコストを抑えられるかもしれません。
また不定期で行われているキャンペーンやクーポンを狙って契約すれば、初期費用や月額料金が大幅に割り引きされる可能性があります。
つまり申し込むタイミングが良ければ、競合サービスの中でも圧倒的にお得に利用できる可能性があるというわけです。
そんなウィズワイファイについて、特徴やメリット・デメリットを徹底的に解説します。
1分で分かるw/WiFi(ウィズワイファイ)の特徴
- 全国の広範囲なエリアで高速なSoftBank回線で通信可能
- SIMプランならモバイルWi-Fiルーター以外の端末でも利用可能
- キャンペーンを狙えば初期費用や月額料金が圧倒的に安くなる
ウィズワイファイは大手携帯電話会社SoftBankの回線を借りて提供しているレンタルサービスです。
格安SIMとは異なり、回線品質が完全にSoftBankと同じなので通信速度はかなり高速で安定しています。
現在はモバイルWi-Fiルーターの在庫が切れているため、Wi-Fiルータープランの申し込みは受け付けていません。SIMプランのみ契約することが可能です。
SIMプランは使用する端末に制約がないので、モバイルWi-Fiルーターでなくてもスマートフォンやタブレットでも使えます。ただしiPhoneやiPadで使用する場合、テザリング機能は使えないので注意してください。
初期費用はそこそこ値下げされたものの、相変わらずFUJIWifiよりも高額です。しかし月額料金はわずかにウィズワイファイのほうが安いので、長期間利用するのであればウィズワイファイのほうがトータルコストは抑えられます。
また初期費用や月額料金が永久的に割り引かれるキャンペーンが行われたり、クーポンが配布されることがあるので、タイミングが良ければFUJIWifiよりも圧倒的にお得に利用することが可能です。
そんなウィズワイファイのサービス内容について詳しく解説していきます。
ウィズワイファイの料金プラン
まずはウィズワイファイの料金プランから確認していきましょう。
ウィズワイファイの料金プランは大きく分けて2種類。SIMカードのみをレンタルするSIMプランと、モバイルWi-FiルーターをレンタルするWi-Fiルータープランがあります。
支払方法についてはいずれも口座振替に対応していません。クレジットカードのみ受け付けています。
SIMプラン
Unlimited SIMプラン | 100ギガバイトプラン | 48ギガバイトプラン | |
---|---|---|---|
初回事務手数料 | 3,777円 | ||
月額基本料金 | 5,555円/月 | 3,480円/月 | 2,980円/月 |
SIMプランは高速データ容量が異なる3種類のプランから構成されています。いずれも大手キャリアや、いわゆる格安SIMと比較すると破格の料金設定です。
高速データ容量についてですが、100ギガバイトプランと48ギガバイトプランはそのままですね。それぞれ毎月100GBと48GBまで高速通信が可能なプランです。高速データ容量を超過すると通信速度が最大128kbpsに制限されます。
Unlimited SIMプランも名前の通り高速データ容量が無制限のプラン…なのですが、実際には完全な無制限ではないので注意してください。月間のデータ通信量が200GBを超過すると通信速度を制御される可能性があります。
Unlimited SIMプランで行われる通信速度の制御について
Unlimited SIMプランで行われる通信速度の制御についての詳細はウィズワイファイのよくある質問に記載されています。
200GBで速度制限が行われるのにUnlimitedと称するのは詐欺ではないかと思われるかもしれませんが、これは通信品質やネットワーク利用の公平性のためには仕方ないことです。
本当に無制限にしてしまうと、異常なほど大量に通信するユーザーのせいで他の利用者の通信速度が遅くなってしまうなど、迷惑がかかる恐れがありますからね。
200GBを超過するとすぐに低速化するわけではありませんが、Unlimited SIMプランは概ね200GB程度まで使えると考えておいたほうが良いでしょう。
ウィズワイファイのAPN
- APN(アクセスポイント名):plus.4g
- ユーザー名:plus
- パスワード:4g
ウィズワイファイのAPNは、本家SoftBankが他社のスマートフォンを使いたいユーザー向けに提供しているAPNと同じです。
いわゆる格安SIMは独自のAPNで提供しているため、回線が混雑しやすく、通信速度も低速化しやすいといったデメリットがあります。
しかしウィズワイファイはSoftBankとまったく同じなので、格安SIMだと通信速度が遅い環境でも、SoftBankと同じように高速で通信することが可能です。
ただし、このAPNではiPhoneやiPadなどのiOS端末ではテザリングを使用できません。
SIMフリーのiPhoneやiPadでテザリングを使いたいなら、ウィズワイファイのSIMプランではなく他社のサービスを契約したほうが良いでしょう。
ちなみにAndroidでテザリングが正常に動作しない場合、こちらの記事のAPNを設定すれば上手くいくかもしれないので試してみてください。
最大通信速度は使用機種によって決まる
ウィズワイファイの最大通信速度はSIMカードを使用する端末、機種によって決まります。
例えばSoftBankのキャリアアグリゲーションに対応しているPocket WiFi 601HW/602HW/603HWなら下り最大612Mbps/上り最大37.5Mbpsで通信することが可能ですが、対応していないSIMフリーのAterm MR05LNだと下り最大112.5Mbps/上り最大37.5Mbpsです。
SIMフリー端末でSoftBankのキャリアアグリゲーションに対応している機種は非常に少ないので、より高速で快適に通信したいのであればSoftBankやY!mobileのキャリアアグリゲーション対応端末をSIMロック解除して使用することをおすすめします。
Wi-Fiルータープラン
100GBプラン | 10GBプラン | |
---|---|---|
初回事務手数料 | 3,333円 | |
月額基本料金 | 3,777円/月 | 1,980円/月 |
ウィズワイファイではモバイルWi-FiルーターをレンタルするWi-Fiルータープランも存在しますが、こちらは長いこと在庫切れの状態が続いています。
Wi-Fiルータープランなら初期費用が安くて端末を別途用意する必要もありませんが、なかなか受付を再開する気配がありません。
FUJIWifiと比較して特筆すべきメリットもないので、モバイルWi-Fiルーターをレンタルしたいのであればプランも在庫も豊富な【FUJIWifi】のほうがおすすめです。
ウィズワイファイで提供されている端末
Wi-Fiルータープランで貸し出される端末は304ZTのみが紹介されています。
304ZTは過去にSoftBankから発売されたPocket WiFiですが、既に型落ちの機種にこだわる必要はありません。
モバイルWi-Fiルーターを借りたいなら、それこそルータープランを提供しているFUJIWifiがおすすめです。
ただFUJIWifiでも人気プランは在庫切れになることがたまにあるので、申し込むチャンスを逃さないように気をつけてください。
初期費用と事務手数料について
ウィズワイファイはプランの種類によって初期費用が異なります。
SIMプランは3,777円、Wi-Fiルータープランは3,333円が初回事務手数料という名目で請求されます。
初期費用は半額以下に値下げされたものの、FUJIWifiならすべてのプランが2,000円で契約可能なので、初期費用を抑えたいならFUJIWifiのほうがおすすめです。
またFUJIWifiは20GBのプランから契約することが可能ですし、最初に一定期間分の料金をまとめて支払うことで割安になるおまとめプランも提供されているので、月額料金を抑えたいならなおさらFUJIWifiのほうが向いています。
決済と支払いのサイクル
以前は30日ごとに決済や通信量のカウントを行っていたウィズワイファイですが、2018年11月からは暦月通りになりました。
この変更に伴って初月の料金は日割計算されるようになっています。また決済日は毎月27日、解約申請のリミットは20日に固定されました。
解約方法
ウィズワイファイのサービスを解約したい場合、毎日20日までに問い合わせフォームから申請しましょう。
また最終利用日から3日~4日以内にレンタルしたSIMカードやマニュアル等、すべての物を返却する必要があります。配送方法は発送日の記録が残るレターパック等が指定されていて、送料は利用者の負担です。
ちなみに契約期間の縛りはないため、いつ解約しても解約金の類が発生することは絶対にないので安心してください。
ウィズワイファイのメリットとデメリット
ここまでウィズワイファイのサービス内容について説明してきましたが、ここで改めてメリットとデメリットを確認してみましょう。
ウィズワイファイのメリット
ウィズワイファイのメリットは高速なSoftBank回線を破格の料金で利用できて、しかも好きな端末を使えるということに尽きます。
高速なモバイルWi-Fiルーターが欲しい方はもちろん、スマートフォンやタブレットで使いたいという方にもおすすめです。
高速なSoftBank回線が破格の料金で利用可能
SoftBank系の格安SIMは総じて通信速度が速い傾向にあるので勘違いされがちですが、ウィズワイファイはいわゆる格安SIMではありません。
格安SIMと呼ばれるサービスは大手キャリアから一部の帯域を借りてユーザーに提供しているため、混雑しやすい時間帯やエリアでは通信速度が低速化しやすいです。
しかしウィズワイファイはSoftBankと直接契約しているユーザーとまったく同じ品質で利用できます。比較的速くて快適と言われているSoftBank系の格安SIMよりも、さらに安定して高速なのです。
ただ最安プランの48GBでも2,980円/月なので、3GBが900円/月程度から利用可能な格安SIMと比較すると最低料金では劣ります。
それでも高速データ容量あたりの料金で比較すると、格安SIMの比にならないくらいウィズワイファイはお得です。
SIMプランなら好きな端末を使用することが可能
ウィズワイファイと同じように高速なSoftBank回線が使えて、モバイルWi-Fiルーターのレンタルを行っているサービスはたくさんあります。
しかしモバイルWi-Fiルーターを借りられるサービスやプランは、SIMカードを他の端末で使用することを禁じていることがほとんどなんですよね。好きな端末を使うことができないのです。
ウィズワイファイのSIMプランなら既に持っているSIMロック解除済みのモバイルWi-Fiルーターや、新品のSIMフリー端末でも使えます。
モバイルWi-Fiルーターでないといけないという決まりもないので、スマートフォンやタブレットで使用してもOKです。
レンタルの中古品が嫌だったり、好きな端末で使いたいという方にはSIMカードのみ借りられるウィズワイファイが向いています。
キャンペーンを狙えば競合サービスよりも圧倒的にお得
上記のメリットはFUJIWifiにも同じことが言えますし、月額料金も大差はありません。
サービス内容が同じなら、初期費用が2,000円で済むFUJIWifiのほうが契約しやすいですよね。
ただウィズワイファイでは初期費用や月額料金が大幅に割り引かれるキャンペーンが行われることがあります。
このキャンペーンを狙えば、FUJIWifiなどの競合サービスよりも圧倒的にお得になる…かもしれません。
ウィズワイファイのデメリット
メリットだけではなく、デメリットについてもしっかりと確認しておきましょう。
初期費用がやや高額
大半のモバイルWi-Fiルーターは初期費用なんてせいぜい3,000円程度です。FUJIWifiにいたってはたった2,000円で済みます。
大幅に値下げされたものの、FUJIWifiの存在を考慮するとSIMプランの3,777円はまだ高額だと言わざるを得ません。
まあFUJIWifiが安過ぎるのであって、ウィズワイファイが特別高過ぎるというわけではありませんけどね。
Unlimited SIMプランは実質200GB制限
ウィズワイファイのSIMプランと競合するサービスと言えば、FUJI SIMことFUJIWifiのSIMプランくらいです。
モバイルWi-Fiルーターのレンタルサービスはたくさん存在しますが、SoftBank直契約の大容量SIMを貸し出しているサービスはそう多くありません。
またFUJIWifiはルータープランでは使い放題のプランを提供していますが、SIMプランは最大でも200GBまで。
したがってSIMプランで大量に通信したいならUnlimited SIMプランを提供しているウィズワイファイのほうが向いている…と思われるかもしれませんが、Unlimited SIMプランも実際は200GB程度で制限がかかることは既に説明した通りです。
200GBを超過してもすぐには低速化しないかもしれませんが、完全な無制限ではないので注意してください。
支払方法はクレジットカードのみ
モバイルWi-Fiルーターの契約はクレジットカードを必須としている事業者が多いですが、口座振替や請求書払いに対応しているサービスもないわけではありません。
特にウィズワイファイと競合するFUJIWifiでは、個人事業主や法人なら請求書払いが可能です。
クレジットカードを持っていない方、あるいはクレジットカードを使いたくないという方にウィズワイファイは向いていません。
FUJIWifiのほぼ下位互換?
純粋にサービス内容を比較してみると、ウィズワイファイならではのメリットというものがありません。
月額料金はわずかに勝っているものの、FUJIWifiはおまとめプランを提供しているので、あらかじめ長期間利用する予定ならFUJIWifiのおまとめプランを契約したほうがお得です。
レンタルWi-FiやレンタルSIMを利用したいなら、通常はFUJIWifiをおすすめします。
しかし、もし割引キャンペーンやクーポンが配布されていれば申し込む絶好のチャンスです。FUJIWifiよりも圧倒的にお得に利用することができるでしょう。
ウィズワイファイが向いている人とは?
それではウィズワイファイが向いているユーザーとは一体どんな人でしょうか。
高品質で大容量のSIMカードが欲しい人
ウィズワイファイでレンタルされているSIMカードは、格安SIMとは異なり大手キャリアと同等の速度が出ます。
格安SIMと比較すると最低料金は高めですが、高速データ容量あたりの単価はかなり割安ですし、回線が高品質であることも考慮するとコスパは非常に高いです。
またモバイルWi-Fiルーターのレンタルサービスとは異なり、自分で用意したモバイルWi-Fiルーターやスマートフォン、タブレットでも使えます。
ウィズワイファイは高品質な回線で大量に通信したい方に向いているサービスです。
開催中のキャンペーンの対象となる人
初期費用はFUJIWifiのほうが安価なので、どちらを選ぶか迷われる方が多いかもしれません。
私も一概にどちらのほうが良いとは言えません。。
ただ、もしあなたが契約したいタイミングでウィズワイファイがお得なキャンペーンを開催しているのであれば、ウィズワイファイをおすすめします。
ウィズワイファイの申し込み方法
ウィズワイファイは公式サイトの下部、矢印で示した部分をクリックすれば申し込みページが開きます。
店頭や電話など、インターネット以外で契約する方法はありません。
申し込みページはいたって普通ですが、免許証など本人確認書類のアップロードが必要なのと、そこに記載されている住所でないと端末やSIMカードを受け取れないので注意してください。
どうしても本人確認書類を用意できない場合、デポジットとして5,000円支払うことで契約可能です。
デポジットは契約から1年後に決済したクレジットカードに返金されます。また契約期間が1年未満でも返金されるので安心してください。
まとめ
ウィズワイファイのSIMプランを契約すれば、自分の好きな端末で高品質なSoftBank回線を利用することが可能です。
初期費用はやや高額ですが、キャンペーンで料金が大幅に割り引かれることがあるので、タイミングが良ければお得に利用できますよ。
w/WiFi(ウィズワイファイ)や【FUJIWifi】を契約するなら、先に両者の公式サイトを確認しておきましょう。
料金を比較して、その時にお得なほうと契約するのがおすすめです。
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