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SIMフリーのモバイルWi-Fiルーターで最安&格安の機種まとめ

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SIMフリーのモバイルWi-Fiルーターで最安の機種や、1万円以下で購入可能な格安端末を厳選してまとめました。

MVNOが提供している格安SIMや、FUJIWifiやw/WiFiといったレンタルSIMを組み合わせて、とにかく低コストでモバイルWi-Fiルーターを使いたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

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SIMフリーのモバイルWi-Fiルーターで最安の機種とは

現在SIMフリーのモバイルWi-Fiルーターで実勢価格が最安の機種はFREETELブランドのARIA 2です。

ARIA 2は当初11,800円で販売開始されましたが、発売から2年以上たった今は5,000円程度で手に入れることができます。

とにかく安いSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターが欲しいという方に最適な機種です。

FREETEL ARIA 2

対応ネットワークと周波数帯 FDD-LTE 2.1GHz(B1)
1.7GHz(B3)
850MHz(B5)
800MHz(B18/19)
TDD-LTE 2595-2645MHz(B41)
3G 2.1GHz(B1)
800MHz(B6/19)
通信速度 下り最大150Mbps/上り最大50Mbps
接続方法と同時接続数 Wi-Fi(2.4GHz):10台
USB:1台
サイズ
(幅×高さ×厚さ)
110 × 66 × 17mm
重量 110g
SIMスロット 標準SIM
バッテリー容量 2,300mAh(着脱式)
連続待受時間
連続通信時間 17時間
その他 microSDカードスロット搭載(最大32GB)

まずARIA 2のスペックを表にまとめてみました。

スペックで特に目を引くのはLTEの対応周波数帯がマルチキャリアであることと、連続通信時間が17時間もあることでしょう。

CAことキャリアアグリゲーションや、4×4 MIMOといった通信速度を高速化する技術には対応していませんが、とりあえずWi-Fiが使えれば十分だという方におすすめです。

docomo・au・SoftBankのマルチキャリアに対応

ARIA 2 docomo au SoftBank
2.1GHz
1.7GHz
850MHz
800MHz
2595-2645MHz

ARIA 2の最大の特徴は、docomo・au・SoftBankといった国内キャリアの主要なLTE回線に対応しているということ。docomoとauは3バンド、SoftBankは2バンド対応しています。

特にdocomoとauについてはプラチナバンドと呼ばれる800MHz帯に対応しているので、地方や山間部でもしっかりと電波が繋がるはずです。

SoftBankのプラチナバンドである900MHz帯には非対応ですが、よほどの山奥でもなければまったく繋がらないということはまずないでしょう。もちろんサブブランドのY!mobileで契約したスマホプランのSIMカードでも使えます。

ただしWiMAX 2+だけは自社端末以外では使えないようにSIMカードに制限がかけられているため、マルチキャリア対応を謳っているARIA 2でも使えません。

連続通信時間はトップクラスの17時間

ARIA 2は電池持ちの良さでも優れています。

UQコミュニケーションズが提供しているWiMAX 2+や、SoftBankやY!mobileが提供しているPocket WiFiだと平均8時間程度、どれだけ長持ちする機種でもせいぜい10時間です。

しかしARIA 2は最大17時間まで連続使用が可能となっています。これを超える機種はFUJISOFT +F FS030Wくらいしか存在しません。

そのFS030Wは実勢価格が1万円を超えるので、コストパフォーマンスは圧倒的にARIA 2のほうが良いです。

しかもARIA 2はそれほど大容量のバッテリーを搭載しているわけでもなく、むしろ110gというのはかなり軽量な部類になります。

ARIA 2はルーターとして必要最低限の機能以外はほとんど搭載されていませんが、だからこそ実現できた数字でしょう。

最安クラスでも十分な性能を備えているので、とにかく安いSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターが欲しい方にはARIA 2をおすすめします。

ARIA 2以外で格安のSIMフリーモバイルWi-Fiルーター

現在最安のSIMフリーモバイルWi-FiルーターはARIA 2ですが、他にも格安の機種をいくつか紹介しておきます。

いずれもARIA 2にはない特徴を持っているので、最安値にこだわらないのであればぜひこちらもご覧ください。

Huawei Mobile Wi-Fi E5383

対応ネットワークと周波数帯 FDD-LTE 2.1GHz(B1)
1.7GHz(B3)
800MHz(B19)
1.5GHz(B21)
3G 2.1GHz(B1)
800MHz(B6/19)
通信速度 下り最大300Mbps/上り最大50Mbps
接続方法と同時接続数 Wi-Fi(2.4GHz/5GHz):10台
USB:1台
サイズ
(幅×高さ×厚さ)
95 × 58 × 16.4mm
重量 120g
SIMスロット Micro SIM
バッテリー容量 3,000mAh(着脱式)
連続待受時間 最大1200時間
連続通信時間 最大13時間

ARIA 2はマルチキャリアに対応しているものの、そのキャリアが提供しているモバイルネットワークすべてに対応しているわけではありません。浅く広く対応していますが、悪く言えば中途半端です。

特定のキャリア、あるいはMVNOのSIMカードで使用するなら、そのキャリアに特化されているモバイルWi-Fiルーターを使用するほうが快適な通信が期待できます。

HuaweiのMobile Wi-Fi E5383はSIMフリーではあるものの、docomoのHW-02Gをベースとしているためdocomo回線で使用するのが最適なモバイルWi-Fiルーターです。

docomoのクアッドバンドLTEに対応

E5383は俗にクアッドバンドLTEと呼ばれる、docomoの主要なLTE 4回線に対応しています。

また複数のバンドを同時に使用して通信するCAにも対応していて、これにより下り最大300Mbpsで通信することが可能です。

純粋に対応している周波数自体も多いですし、docomo系の格安SIMで使用するならARIA 2よりもE5383のほうが快適に通信できるでしょう。

連続通信時間は最大13時間

E5383の連続通信時間は最大13時間です。

ARIA 2の17時間と比較すると見劣りするかもしれませんが、モバイルWi-Fiルーターとして十分長持ちする部類に入ります。

他の電波と干渉しにくい5GHz帯のWi-Fiに対応

ARIA 2は2.4GHz帯のWi-Fiしか対応していませんが、E5383は2.4GHz帯だけでなく5GHz帯のWi-Fiにも対応しています。

より正確に書くとWi-Fi 5(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)と呼ばれる規格まで対応しているのですが、これは大きなメリットです。

2.4GHz帯はWi-Fiに対応している機器ならほぼ確実に対応しています。しかし他の家電が発する電波と干渉しやすいのがデメリット。干渉すると十分な通信速度が出なかったり、最悪Wi-Fiが切断されてしまい使い物にならないということもあり得ます。

一方で5GHz帯は対応機器が少ないものの、干渉しにくいので非常に安定した通信が可能です。また規格上の最大通信速度は866Mbpsとなり、2.4GHz帯を上回ります。

ただし一部の例外を除いて屋外で使用することが禁止されていたり、障害物に弱いといったデメリットもあるので、2.4GHz帯よりも絶対的に優れているというわけではないので注意してください。

しかし選択肢の1つとして、5GHz帯にも対応しているに越したことはありません。特にモバイルWi-Fiルーターと接続するデバイスを同じ部屋の中で使用するなら、5GHz帯のほうが快適に通信できる可能性が高いです。

実勢価格は7,000円程度。ARIA 2との価格差以上のメリットが確実にありますよ。

Huawei Mobile WiFi E5577

対応ネットワークと周波数帯 FDD-LTE 2.1GHz(B1)
1.7GHz(B3)
850MHz(B5)
2.6GHz(B7)
900MHz(B8)
800MHz(B19/20)
3G 2.1GHz(B1)
800MHz(B6/19)
GSM 850MHz
900MHz
1800MHz
1900MHz
通信速度 下り最大150Mbps/上り最大50Mbps
接続方法と同時接続数 Wi-Fi(2.4GHz/5GHz):10台
USB:1台
サイズ
(幅×高さ×厚さ)
96.8 × 58 × 17.3mm
重量 112g
SIMスロット 標準SIM
バッテリー容量 3,000mAh(着脱式)
連続待受時間 最大600時間
連続通信時間 最大12時間
その他 microSDカードスロット搭載(最大32GB)

同じくHuaweiのMobile WiFi E5577はSoftBank回線で使用したい方におすすめです。

E5577はSoftBankのプラチナバンドに対応しているモバイルWi-Fiルーターとしては最安クラスと言えます。

docomoとSoftBankのプラチナバンドに対応

E5577はdocomoだけでなくSoftBankのプラチナバンドにも対応しています。

そのためSoftBank回線を利用しているFUJIWifiのSIMプランや、w/WiFiのSIMカードで使用するならE5383よりもE5577のほうがベターです。

逆にdocomoの対応バンドは減ってしまっているので、docomo回線しか使用しないのであれば先述したE5383のほうが適しています。

またE5577はCAに非対応なので、通信速度は下り最大150Mbpsです。

連続通信時間は最大12時間

連続通信時間はE5383に若干劣るものの、最大12時間という数字も決して悪くありません。

これだけ長持ちすれば、1日1回の充電でも十分使えるでしょう。

5GHz帯のWi-Fiに対応

E5577も5GHz帯のWi-Fiに対応しています。

対応しているWi-Fiの規格はWi-Fi 4止まり(IEEE 802.11a/b/g/n)。E5383よりも1ランク下で、最大通信速度は300Mbpsです。

Wi-FiでもE5383に劣っていると感じられるかもしれませんが、これくらいのスピードになるとWi-Fiに接続したデバイス同士でデータの送受信をしないのであれば通信速度への影響はほとんどありません。

E5383はWi-Fi 5で最大866Mbpsで通信することが可能だと書きましたが、モバイルネットワークは最大300Mbpsまでしか対応していないので、インターネット利用に限定して言えばWi-Fi 5でもWi-Fi 4でも結局最大300Mbpsになってしまうのです。

もちろんWi-Fiの最大通信速度も重要な要素ではありますが、5GHz帯に対応しているだけでも十分なメリットがあります。SoftBank回線で使用するなら、ARIA 2やE5383よりもE5577のほうが断然おすすめです。

Huawei Speed Wi-Fi NEXT W05

対応ネットワークと周波数帯 FDD-LTE 2.1GHz(B1)
1.7GHz(B3)
850MHz(B5)
700MHz(B17)
800MHz(B18)
2.5GHz(B41)
3.5GHz(B42)
通信速度 下り最大758Mbps/上り最大112.5Mbps
接続方法と同時接続数 Wi-Fi(2.4GHz/5GHz):10台
Bluetooth:3台
USB:1台
サイズ
(幅×高さ×厚さ)
130 × 55 × 12.6mm
重量 131g
SIMスロット Nano SIM
バッテリー容量 2,750mAh(内蔵式)
連続待受時間 最大850時間
連続通信時間 最大9時間

au回線で使用したいなら、WiMAX 2+向けに提供されているモバイルWi-Fiルーターをおすすめします。

WiMAX 2+向けに提供されているモバイルWi-Fiルーターは、基本的にSIMロックがかかっていないSIMフリー端末です。

しかも最近発売された機種のほとんどはauのLTE回線に複数対応していて、普通に市販されているSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターよりもau回線と相性が良かったりします。

特におすすめしたいのが実際に私も使用しているHuaweiのSpeed Wi-Fi NEXT W05です。

プラチナバンドを含む4バンドのLTEに対応

W05とau系のSIMカードを組み合わせると、B1/B18/B41/B42の合計4バンドのLTE回線で通信することが可能です。当然プラチナバンドにも対応しています。

WiMAX 2+はサービスエリアが狭くて電波が繋がりにくいというイメージを持っている方がいるかもしれませんし、それはあながち間違いでもありませんが、au回線が使用できるとなると話は別。

対応バンドが多いのでサービスエリアも広いですし、プラチナバンドに対応しているので電波の繋がりやすさも良好です。

またWi-Fi 5に対応しているので、2.4GHz帯と5GHz帯のどちらでも通信することが可能です。

下り最大758Mbpsの超高速通信に対応

W05はCAと4×4 MIMO、さらに変調方式256QAMと呼ばれる技術を組み合わせることにより下り最大758Mbpsの超高速通信を可能にしています。

もちろん実際の通信速度はエリアや環境によって変動しますが、ARIA 2よりも非常に快適な通信が期待できるでしょう。

W05でネックなのは入手方法が限られているということです。本来はWiMAX 2+サービスを契約して4,000円/月程度の通信費を毎月支払わないと、W05などのWiMAX 2+対応機器を手に入れることはできません。

しかし実際にはAmazonなどで未使用品や中古品が多数出品されています。しかもほとんどの機種が1万円以下で購入することが可能です。

いわゆる白ロムと呼ばれるものですが、1度ユーザーの手に渡っている端末でも気にならないのであれば、AmazonなどでW05を購入することをおすすめします。

SIMフリーのモバイルWi-Fiルーターを購入する際の注意点

最後にAmazonなどでSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターを購入する際の注意点を説明しておきます。

ヨドバシカメラなど名の通った家電量販店で購入するならあまり気にしなくても大丈夫ですが、Amazonをはじめとする通販サイトなどでSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターを購入するならこれだけは絶対に気をつけてください。

それは、並行輸入品ではなく国内正規品を購入するということです。

並行輸入品ではなく国内正規品を購入しよう

Amazonなどでは国内の正規ルートで販売されている製品よりも、並行輸入品が安価で販売されていることがあります。

また国内には存在しない、高性能で優れたモバイルWi-Fiルーターが並行輸入品として売られているかもしれません。

しかしモバイルWi-Fiルーターの並行輸入品には下記のようなデメリットがあります。

  • メーカー保証を受けられない
  • 国内のモバイルネットワークに対応していない可能性がある
  • 電波法など日本の法律に違反する可能性がある

まず間違いなくメーカー保証は受けられません。それどころか故障などのトラブルが生じた際、有償でも修理に応じてもらえない可能性が高いです。

またいくら高性能な機種でも、日本のモバイルネットワークに対応していなければ使い物になりません。特にdocomoやauのプラチナバンドは世界的にマイナーな周波数帯を利用しているので、電波の繋がりやすさは絶望的です。

何よりも技術基準適合証明を受けていない端末、いわゆる技適マークがない端末を国内で使用すると、電波法に抵触する可能性があります。

海外で発売されたモバイルWi-Fiルーターが、日本で独自に行われている技術基準適合証明を受けていることはまずあり得ないので、並行輸入品の使用は違法行為となる可能性が非常に高いのです。

こうようなリスクを負わなくても安価なSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターは手に入るので、必ず正規品を購入するようにしましょう。

まとめ

現在SIMフリーのモバイルWi-Fiルーターで最安の機種はFREETELのARIA 2です。実勢5,000円の低価格ながらマルチキャリアに対応しているので、どの通信会社と契約したSIMカードでもそこそこ使えます。

docomo回線で使用すると決めているならHuaweiのE5383もおすすめです。ARIA 2よりもちょっと価格が高めですが、対応バンドが増えてCAによる高速通信も可能になるので、最安値にこだわらないのであればE5383を検討してみてください。

E5577はSoftBankのプラチナバンドに対応している機種としては最安クラスです。FUJIWifiやw/WiFiのSIMカードで使用するなら上記2機種よりもE5577をおすすめします。

au回線で使用するなら、WiMAX 2+向けに提供されているモバイルWi-Fiルーターがベストです。性能的にこれ以上の選択肢はありません。

どの機種を選ぶにしても、並行輸入品だけは購入しないように気をつけてください。

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