2023年5月17日以降、Revolutのクレジットカードチャージに対して1.7%の手数料が導入されました。手数料を負担してでも利用したいクレジットカードがある場合を除き、今後は事実上エポスカード一択となります。
遂に日本国内でもWear OS搭載スマートウォッチ向けのGoogle Payが解禁されてNFC決済が可能になりましたが、手持ちのクレジットカードを登録できずに躓いた方が多いようです。まあかくいう筆者もですが。
スマートフォン向けのGoogle Payとは異なり、スマートウォッチ向けのGoogle Payに登録してNFC決済できるカードはかなり限られています。それもほとんどがデビットカードであり、クレジットカードは現状エポスカードしか対応していません。筆者は手持ちのカードが全滅でわざわざナンバーレスの三井住友カードを作ったのに、これも非対応であることに後から気付きました。。
一般的にデビットカードはポイント還元率が低いので、どうせ利用するのであればなるべく高還元率のクレジットカードで利用したいですよね。
まあエポスカードもゴールドカードにランクアップすればかなりお得になるのでおすすめできるクレジットカードではありますが、新しくクレジットカードを作らずに今所有しているカードで利用したいという方も多いはず。
そこでWear OS搭載スマートウォッチのGoogle Payについて、任意のクレジットカードでNFC決済を利用する方法について紹介します。
Wear OS搭載スマートウォッチでサポートされているカードについて
Google Payによる非接触型決済に対応している支払方法については公式サイトで紹介されているのですが、ぶっちゃけかなり分かりにくいです…これは勘違いしても仕方ないって…
Pixel WatchのようなSuicaに対応している機種以外については、SuicaをはじめとするiDやQUICPayといった電子マネーを利用することができません。いわゆるNFC決済と呼ばれるVISAタッチ、またはMasterCardコンタクトレスの2種類のみ利用可能です。
なのでGalaxy Watch4 Classicを使っている筆者のようなユーザーはVISAタッチかMasterCardコンタクトレスに対応しているカードを調べれば良いわけですが…
対応クレジットカードは現状エポスカードのみ
結論から言えば、現状スマートウォッチに対応しているクレジットカードはエポスカードしかありません。
リストを眺めてみるとVisa LINE Payカードや三井住友カード(NL)も対応していそうですが、どちらも現状スマートウォッチのVISAタッチ決済には対応していないという注意書きがあります。ちなみに三井住友カードはMasterCardコンタクトレスも対応していますが、こちらにいたってはスマホでの決済さえ非対応です。
そういうわけで今後サポートされるクレジットカードが増える可能性がなくはないでしょうけれども、現状スマートウォッチでGoogle Payに登録可能なクレジットカードはエポスカードしか選択肢がありません。
念の為補足しておくと、エポスカードが発行するVISAブランドのクレジットカードであれば一般カードのエポスカード以外でも登録することが可能なはずです。実際にエポスゴールドカードを登録することができました。
以上、基本的にWeoa OSで利用可能なクレジットカードはエポスカードのみで、これ一択です。
ただし実際には、デビットカードを併用することで間接的に任意のクレジットカードで決済する方法もあることにはあります。
RevolutやKyashと組み合わせることでスマートウォッチでも任意のクレジットカードでNFC決済が可能
Revolutはイギリス発の金融サービスで、口座に入れたお金をVISAブランドのデビットカードで決済に利用することが可能です。
Revolutではリアルカードとバーチャルカードを発行することが可能ですが、リアルカードはGoogle Payに登録可能で、スマートウォッチでもVISAタッチがサポートされています。
RevolutはVISAブランドのクレジットカードでチャージ可能
しかもRevolutはデビットカードでありながらクレジットカードから入金、チャージが可能です。つまりRevolutを経由することで間接的に任意のクレジットカードで、スマートウォッチのNFC決済を利用することが可能になります。
ただしクレジットカードからのチャージに1.7%の手数料がかかるようになった今となっては、ポイント目当てでRevolutを利用するメリットはまずないでしょう。
2022年12月27日現在、Revolutにチャージ可能なクレジットカードの国際ブランドはVISAに限られますが、さらにKyashを組み合わせることでVISA以外のクレジットカードでもチャージが可能になります。
Kyashを経由することでVISA以外のクレジットカードでもチャージ可能
KyashもRevolutと同じような使い方が可能なVISAブランドのプリペイドカードです。
VISAしかチャージできないRevolutに対して、Kyashは他の国際ブランドのクレジットカードでもチャージに対応しています。
ただしKyashへのチャージではポイントが付与されないカードも多いので、ポイント還元の対象であるかどうかはカード毎に要確認です。とはいえこの2つと組み合わせれば、あらゆるカードをスマートウォッチのNFC決済に利用できることは間違いありません。
なおKyashで決済するとKyashポイントが貯まります。還元率は0.2%、それも月間上限100ポイントまでと微々たる額ではありますが、VISAでもKyashを経由するほうが得です。
Kyashでは3種類のプリペイドカードが発行可能ですが、Revolutのチャージに利用するだけなら基本的にどれでも良いです。以前は発行手数料が900円かかるKyash Cardでないといけなかったようですが、現在筆者はKyash Card Liteで問題なく利用できています。Liteの発行手数料は通常300円ですが、今なら無料で発行可能です。
Revolutは無料のスタンダードプランでもOK
Revolutには3つのプランが用意されていますが、よほど高額な決済をするのでなければ月額無料のスタンダードプランでOK。発行手数料などの費用は一切かからず、申し込みから2週間ほどでリアルカードが手元に届きます。海外から発送されるので日数を要するのは仕方ありません。。
クレジットカードからRevolutにチャージする手間はかかりますが、これなら任意のクレジットカードでポイントを貯めつつ、スマートウォッチでNFC決済を実現することが可能です。
RevolutやKyash経由で支払う場合の注意点
例えば三井住友カード(NL)はスマホでコンタクトレス決済することで特定店舗のポイント還元率が5%以上にアップしたりしますが、Revolutを利用するこの方法の場合、三井住友カードはあくまでもRevolutに対する決済を行っているだけなので、ポイント還元率は通常の0.5%が適用されます。Kyash経由の場合も同様です。
他にも特定の決済に対してポイント還元率がアップするクレジットカードは存在しますが、こういった恩恵を受けられなくなる点には注意が必要です。そのせいで筆者はまだたったの1回しかGalaxy Watch4 ClassicでNFC決済してません(ぇ
まあ最近エポスゴールドカードを手に入れるためにエポスカードも作ったので、これからは多少のポイントの損失には目をつむってGalaxy Watch4 Classicを使っていくつもりではあります。年間50万円も決済すればゴールドのインビテーションが届くというのが通説ですが、年会費永年無料で高還元率のゴールドカードに化けるのでぜひ手に入れたいところ。。
12月末にエポスカードを申し込んで毎月8~10万円程度使用したところ、翌年7月2日にゴールドカードの招待状が準備中となりました。ここからさらに2~4週間程度でインビテーションが届くようです。
まとめ
Wear OS搭載スマートウォッチでNFC決済を利用することが可能になりましたが、登録できるクレジットカードは現状エポスカードのみであることに注意する必要があります。
任意のクレジットカードで決済したりポイントを貯めたい場合、Revolutのリアルカードを発行することで間接的に任意のクレジットカードで利用することが可能です。
ただ高還元率のゴールドカードに化けるエポスカードもかなりおすすめできるクレジットカードなので、特に理由がなければRevolutよりもエポスカードを作ることをおすすめします。一般カードのエポスカードなら無条件で年会費永年無料ですし、最短即日で審査が行われて1週間程度でカードが届きますよ。
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